第8回奈良県警察署協議会連絡会議開催結果


開催目的 県下15警察署協議会の運営等について、連絡及び調整を図り、今後の効果的な運営に資することを目的とする。 
開催日時 平成20年12月18日(木)   午後1時30分から午後4時00分まで
開催場所 奈良県警察本部4階  第一会議室
出 席 者
○ 県下15警察署協議会の会長又は副会長 15名 
○ 奈良県公安委員会2名(公安委員長、公安委員) 
○ 奈良県警察本部13名(本部長、各部長、首席監察官、総務課長、県民サービス課長等)
公安委員長挨拶
警察署協議会は、警察署長が業務運営のあり方、あるいは地域の安全等に関して、意見を賜り、それを警察活動に反映させていこうとする制度である。それぞれの協議会の活動や効果的な事例等を参考として、今後の協議会運営に役立てていただきたい。
       
警察本部長挨拶
警察署協議会は、地域住民を代表する委員から貴重な意見・要望を直接聞くことが出来る貴重な場であり、地域の安全・安心について活発な議論や協議を重ねていただきたい。
県警察のあり方や業務運営について意見や批評をいただき、今後の業務運営に取り入れてまい りたい。

奈良西警察署協議会「子どもの安全対策と住民の身近な犯罪防止ついて提言」

「子どもの安全対策と住民の身近な犯罪防止」について、さらなる強化を提言したところ、街頭活動の強化はもとより、学校内への不審者侵入時の対応訓練、出会い系サイト等に関するサイバー犯罪講習等の被害防止教室、防犯講習などが、従来にも増して開催され、地域住民の防犯意識の向上が図られた。

西和警察署協議会:「制服警察官による巡回強化について提言」

犯罪減少のため、「制服警察官による巡回強化」について提言したところ、地域警察官が巡回要望のあった家や犯罪発生地域周辺を巡回する際に投函する「パトロールメモ」を従来以上に投函してくれるようなったことから、住民が警察活動を実感できるようになり、署へのお礼の電話や手紙が多く寄せられた。

橿原警察署協議会:「地域の子どもに対する安全対策について提言」

青色防犯パトロール等の自主防犯団体の活動の改善、警察との連携強化など、地域の子どもに対する安全対策について提言したところ、警察、学校、PTA、各種防犯団体などを含む地域がより一層の連携の向上を図るため、各校区で開催される子どもふれあい交流会などへの参加を通して交流を図るようになった。

香芝警察署協議会:「住民の意見・要望の警察活動への反映が軌道に乗るように各種警察活動について提言」

香芝警察署協議会は、本年3月の開署に伴い、高田警察署協議会からの分割される形で、9名の委員でスタートした。われわれ協議会としては、署のスタートに併せて住民の意見・要望の警察活動への反映が軌道に乗るように各種警察活動について提言しているが、同署では「住民とのコミュニケーションパイプの確立」に重点を置いた警察活動を推進しており、具体的には、地域警察官を中心にパトロール活動の強化、地域との信頼関係を高めるために自治会長や外郭団体関係者宅への積極的な立ち寄りなどを行い、目に見える治安サービスの向上を図っている。

中吉野警察署協議会:「地域住民への交通事故安全、振り込め詐欺等の犯罪被害防止に関する指導について提言」

高齢者の安全対策に効果があると思われる、地域住民への交通事故発生状況等の情報提供、高齢歩行者・ドライバーに対する安全対策、振り込め詐欺等の犯罪被害防止に関する指導について提言した結果、中吉野警察署では、交通事故の発生状況等について管内のネットワークシステム等を活用した情報発信を行うこととなった他、「高齢歩行者教育システム」を活用した高齢者対象の交通安全教室や生活安全課・地域課・交通課が協力した振り込め詐欺被害防止・交通安全教室を開催した。

フリートーキング(要旨)

● 各警察署協議会代表による意見交換の中で主なものについては、
協議会 本連絡会議の結果について、より詳細な内容で周知させて欲しい。 治安情勢を勘案し、しかるべき対をしていきたい。 
警 察 従前から、連絡会議の内容については各署へ伝達しているが、この場での発表が他の各協議会の活動に具体的に参考になるためにも、より詳しく伝達させていただく。
協議会 奈良県南部は面積が広大であるが人口が少ないため、警察力がそれほど集中されないのはやむを得ないことと理解しているが、一方では、犯罪や事故に遭いやすい独居老人宅が多く、交番・駐在所勤務員の立ち寄りは効果があるので、警察署再編の話もあるが、現状の警察力の維持をお願いしたい。
公安委員 独居老人宅への立ち寄りは、事件・事故被害の予防という観点から効果があるが、民生の問題も絡んでくる。警察としては、その方法について、市町村などの行政機関と真摯に議論を重ねていく必要がある。
警 察 警察、行政それぞれ役割があるが、連携を図っていきたい。

警察署再編と警察力維持の問題については、統廃合された署を分庁舎として存置し、自動車警ら班の配置、各種相談等の窓口業務の継続など、治安サービスの低下を招かないよう人員の配置などに配慮しつつ推進しており、今後の再編においても同様の形で推進する。
協議会 警察は我々のためによくやってくれている。地域の安全については、警察や行政に頼るだけでなく、我々市民ももっと意識を高める必要がある。警察では実現が難しいという施策などがあれば、協議会委員が智恵を出して協力していきたい。しかしながら、警察と市役所などの行政機関の関係が縦割りになっているようにも思う。もっと連携を取る必要があるのではないか。
公安委員 先ほど申し上げた独居老人の問題でも分かるように、連携は重要である。大きくとらえれば、警察を含めた行政機関は今、転換期にあり、さまざまな議論を重ねていかなければならない。
警 察 補足説明させていただくと、警察署再編は、署内で事務を担当する会計・警務部門をまとめて業務を効率化し、それで捻出した人員を街頭活動に振り向けるためのものであり、再編によって住民の皆様に影響を与えるような警察力の減少はないことをご理解いただきたい。

また、行政とは人的交流を含めて様々な交流を行っており、両者の連携に役立っている。
協議会 不景気などで治安の悪化が懸念されるので、一層の警察力拡充をお願いしたい。独居老人の問題については、民生児童委員の選出が難しく、独居老人に手を差し伸べるのが難しい現状があることも理解していただきたい。
警 察 治安情勢を勘案し、しかるべき対応をしていきたい。

本部長総評

●委員の皆様が、地域のために真剣に考え、具体的かつ貴重な提言をして下さり、ありがたく思っている。今後も、 治安向上のため、警察だけではできないことは、行政や地域との連携を積極的に図っていきたい。連絡会議の結果については、警察署などへ詳細に伝達して今後の業務運営に役立てていきたい。

公安委員会総評

●連絡会議で示された意見等を今後の協議会運営の参考にして頂きたい。また、警察本部の各部長には本日発言頂いた意見・要望を今後の業務運営に反映していただくようお願いする。各警察署協議会が効果的に運営され、所期の目的を達成できるよう、公安委員会としても、引き続き必要な連絡及び調整をしていきたいと考えているのでご理解とご協力をお願いしたい。