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奈良県警察本部

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    みんなで防ごう!特殊詐欺!(大和信用金庫桜井北支店)

    • ID:7834

     特殊詐欺なんて他人事、自分には関係ないと思っているそこのあなた!

     特殊詐欺は、高齢者だけが狙われる犯罪ではありません。

     年齢に関係なく、誰でも被害に遭う可能性がある犯罪です。

     この記事を読んで、特殊詐欺は身近に起きている犯罪だということを認識いただき、被害に遭わないためにはどうすれば良いかについて、ぜひ考えてみてください。

    大和信用金庫桜井北支店の北野さんにお話を伺いました

    壁の前に立つ女性



     3月23日(月曜日)、大和信用金庫桜井北支店で勤務されている北野知佐さんにお話を伺いました。

     北野さんは今春で勤続12年目を迎えられ、現在は桜井北支店の営業課副課長として、主に書類の精査や手続等の事務を担当されています。桜井北支店での勤務は4年目とのことですが、これまでに2度、特殊詐欺被害の未然防止に貢献されました。

     今回は、特殊詐欺被害を未然に防止されたときのことや、日頃から気をつけていること等についてお話を伺いました。

    特殊詐欺にどういうイメージをお持ちですか

     メール、SNS、電話の普及に伴って、誰にでも起こり得る「身近になりすぎてしまった犯罪」だと思います。

     また、人の弱みや良心につけ込んで、被害者やご家族の人生を大きく狂わせてしまう重大な犯罪だとも考えています。

    ・特殊詐欺の手口について、詳しくはこちら(別ウインドウで開く)

    特殊詐欺の手口等について、普段からどのように情報収集をされていますか

    インタビューを受ける女性1

     テレビの情報番組を確認したり、「桜井市」等と地域を登録してネットニュースを確認したりして、常に新しい情報を確認するようにしています。

     また、支店では毎朝新聞を確認し、特殊詐欺に関する記事が掲載されていれば、職員全員で情報共有するようにしています。
     
     もちろん、警察から配布されている「声掛け補助ツール」や「特殊詐欺等対策チェック表」もしっかり活用しています。

    特殊詐欺被害を未然防止!

    インタビューを受ける女性2
    インタビューを受ける女性3

    これまでに特殊詐欺被害の未然防止に貢献されたと伺いましたが、詐欺だと思われたきっかけとその時の状況を教えてください‎

     桜井北支店で勤務している4年間の間に2回、特殊詐欺被害を未然に防ぐことができました。

     1回目は、携帯電話の利用料金に関するものでした。お客様から「ATM操作が分からない。」というお問い合わせをいただき、私がお話を伺ったのですが、

        ・ 振込先の詳細が不明確だったこと

        ・ 「○時までに振り込む必要がある」などと急かす内容だったこと

    から詐欺を疑いました。

     お客様はかなり焦っておられるご様子で、「だまされても良いから振り込ませてほしい。」とおっしゃったことが強く印象に残っています。

     2回目はSNS型ロマンス詐欺でした。このときもATM操作に関するお問い合わせをいただいたことがきっかけでした。

     私がお話を伺い、お客様が見せてくださったLINEの内容を確認したところ

         ・ 金銭を要求されていたこと

         ・ お金を振り込めば、相手(外国人女性)のご両親に会えるという内容だったこと

    から詐欺だと判断しました。

     しかし、お客様からは「絶対に詐欺ではない。彼女に会ったこともある。振込をさせてほしい。」と言われました。お相手の外国人女性を信じたい、詐欺だなんて信じたくないというお気持ちだったと思います。

    お客様の対応で苦慮されたことはありますか

     お話を聞き始めた早い段階で、お客様に「詐欺ではないか」ということをお伝えしてしまい、その後の対応に苦慮したことがあります。

     お客様の「信じたい」という気持ちを真っ向から否定してしまったことで、私に対してお話をしてくださらなくなりました。「これ以上話したくない。」と思われたのだと思います。

     お客様のお気持ちを考えると、真っ先に「詐欺ではないか」とお伝えするのではなく、まずはお客様のお話をしっかり聞いて対応すべきだったと反省しています。

    普段から心がけていることや工夫していることはありますか‎

    インタビューを受ける女性4

     日頃から、窓口やATM付近で携帯電話を操作している方がいないかどうか注意を払っています。

     先ほどお話しした反省から学んだとおり、お客様からお話を伺う際は、まずはしっかりとお話を聞くように心がけています。
     最初に「詐欺ではないか」とお伝えすると、お客様が驚かれ、身構えてしまわれます。ですから、否定的な言葉を使わずに、私がお客様のことを心配している気持ちをお伝えして、じっくりお話を伺うようにしています。
     お話を伺う際には、お客様に落ち着いてお話いただける場所をご用意したり、職員を交代して対応したりしています。「同性のほうが話しやすい」と感じられることもあると思いますので、お客様が男性の場合は、男性職員に代わってお話を伺うなどの工夫をしています。

     また、お振り込みの経緯や振込先については、特に詳しく伺うよう心がけています。
     例えば、振込先がお子様やお孫さんの場合には、直接ご本人とお話をされたかなど、一歩踏み込んで確認するようにしています。ご不快な思いをされるお客様もおられるとは思いますが、お客様の大切なご預金をお守りするために必要なことだと考えています。

     最近では、若い方も特殊詐欺の被害に遭われていますので、年齢に関係なくすべてのお客様に注意喚起を行うように心がけています。
     ただ単に「特殊詐欺に注意してください。」とお伝えするだけでなく、誰でも被害に遭う可能性がある『身近に起きている犯罪』だということをお伝えしています。
     他人事ではなく、「自分にも関係がある」という認識をもっていただけるよう、必ず
         奈良県内で、桜井市内で、この大和信用金庫桜井北支店で
         特殊詐欺の被害に遭われた方がおられる
    ということをお伝えして、当事者意識を持っていただくことが重要だと思っています。

    特に大切にされていることはどんなことですか

    インタビューを受ける女性5

     やはり一番は、「職員として、お客様の大切なご預金をお守りする」ということです。
     
     誤解されることもあるのですが、私たち職員は、お客様のご出金を引き止めている訳ではありません。
     
     お客様の大切なご預金をお守りしたいからこそ、しっかりとお話を伺っているのだということを丁寧にお伝えすることを大切にしています。

    警察との連携について要望はありますか‎‎

     お客様の中には、警察官を待っている間にソワソワして帰りたがる方もいらっしゃるので、できるだけ早く来ていただけるとありがたいです。

     あと、若い方への詐欺被害の周知がもっと必要だと思うので、SNSなどを活用した情報発信があればいいなと思います。

    最後に、この記事を読んでくれている方や、同じ業界で働く方へのメッセージをお願いします‎‎

    インタビューを受ける女性6

     不正な振り込みの動きがないかなどを判別してくれるAIシステムが導入されていますが、実際に振り込んでからでないと発覚しないことが多いので、被害を未然に防ぐことはできません。

     大きなお金が動くとなれば、窓口に来られることが多くなると思いますので、金融機関の現場で働く我々の気づきが大切だと思っています。

     小さな違和感を大切にし、お客様が安心して相談できる雰囲気作りを行うことも必要だと考えています。
     
     詐欺の手口は巧妙化していますし、道のりは長いかもしれませんが、日々の情報収集やお客様に対する積極的なお声がけを通じて特殊詐欺被害ゼロを目指していきたいです。

     金融機関の職員の皆様が、詐欺被害の水際防止に向け日々工夫を重ねておられることに、心から感謝申し上げます。

     お客様への丁寧なお声かけや日頃の情報収集など、現場での取組が詐欺被害防止に繋がっていることをあらためて感じました。

     インタビューにご協力いただきました北野様、大和信用金庫桜井北支店の皆様、ありがとうございました。

    お問い合わせ

    奈良県警察本部警務部 広報相談課 情報発信係 


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