自動二輪の二人乗りアドバイス
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1 二人乗りをする前に
- より快適に二人乗りできる車種を選びましょう
- 服装やヘルメットに注意しましょう
- 同乗者が安全に同乗できるか確認しましょう
2 二人乗りの運転特性
- 同乗者の体重の分だけ総重量が重くなり、加速が悪くなります。
- 運転者と同乗者が一体とならないと、バランスを崩し、転倒するおそれがあります。
- 加速・減速するときは、同乗者の動きが一呼吸遅れるので、加速のときは運転者を後ろに引く、減速のときは運転者を前に押すというように逆の動きになりやすくなります。
- カーブでは、運転者が車体を傾け始めるときは傾けにくく、途中から急に倒れ込むような感じになりやすいので注意が必要です。
3 運転上の注意
加速
- 総重量が重くなり、加速が悪くなるので、追い越しをする場合や高速道路の本線に合流する場合などには十分注意が必要です。
- 急な発進や加速は、同乗者から後ろに引っ張られたり、同乗者が転倒する恐れがあるので、ゆるやかに加速するようにしましょう。
減速・制動
- 急な減速や制動は、前輪の接地力が大きくなり、ハンドル操作が難しくなることがあるので、ゆるやかに減速しましょう。
- 同乗者の重量が運転者の背中にかかってくるので、運転者はハンドルをしっかり保持しましょう。
カーブ
- 同乗者は、車体が傾くことで反射的に体を起こしてしまうおそれがあるので、カーブに進入する前にあらかじめ十分に速度を落としましょう。
交差点右折
- 加速が悪いため、一人乗りの時よりも時間が長くかかります。
直進車との距離を十分にとらないと、衝突する危険があるので注意しましょう。
進路変更・危険回避
- 道路変更のときは、ブレーキをかけたり、大きくハンドルを切るのではなく、十分な車間距離をとり、同乗者と一緒に車体を傾け、ゆとりをもって行いましょう。
- 危険回避は、一人乗りのときと比べて難しくなるので、一人乗りのとき以上に安全運転を心がけましょう。
同乗者への配慮
- 正しい同乗の仕方(ステップの使い方、同乗者は運転者と一体になることが基本であることなど)について事前に教えておきましょう。
- あらかじめ、行き先・休憩所のほか、走行中での会話以外のコミュニケーション方法などについても、できるだけ細かく伝えておきましょう。
- 同乗者の居眠り防止や疲労回復のため、早めの休憩をとるようにしましょう。
お問い合わせ
奈良県警察本部交通部交通企画課安全教育係